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論文

DL-alanine含有アミノ酸コポリマーのin vivo分解におよぼす放射線照射の影響

浅野 雅春; 吉田 勝; 嘉悦 勲; 大屋 正尚*; 今井 強一*; 真下 透*; 湯浅 久子*; 山中 英寿*

高分子論文集, 42(10), p.783 - 791, 1985/00

 被引用回数:2 パーセンタイル:22.32(Polymer Science)

DL-alanine/$$beta$$-ethyl-L-aspartate[AlaAsp(OEt)]とDL-alanine/$$gamma$$-ethyl-L-glutamate[AlaGlu(OEt)]のランダムコポリマーをNCA法で調製ののち、150kg/cm$$^{2}$$の圧力下で加熱溶融処理することにより高密度・高剛性の性質をもつ1.6mm径の円柱状成形物とした。これらのコポリマーの100% in vivo分解率は[AlaAsp(OEt)]$$_{n}$$系で50mol-%Alaそして[AlaGlu(OEt)]$$_{n}$$系で75mol-%Ala組成以上のところで、各々得られた。また、50mol-%Ala組成からなる[AlaAsp(OEt)]$$_{n}$$に温度を変えて$$gamma$$線照射(3$$times$$10$$^{6}$$rad)したところ、-196$$^{circ}$$C,-78$$^{circ}$$C,0$$^{circ}$$C,30$$^{circ}$$Cそして60$$^{circ}$$Cでのin vivo分解率(3W埋入時)はそれぞれ、33.6%,29.5%,18.9%,52.5%そして22.4%であった。この結果から、[AlaAsp(OEt)]$$_{n}$$のin vivo分解率は30$$^{circ}$$Cの照射温度付近に極大値があることが分った。この照射温度によるin vivo分解率の違いを粘度,電顕観察,アミノ酸分析によって検討した。

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